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稗田の阿禮、太の安萬侶  武田 祐吉

古事記 現代語譯
六、ニニギの命 木の花の咲くや姫

読み手:麻中 恒子(2016年)

古事記 現代語譯
六、ニニギの命 木の花の咲くや姫

著者:稗田の阿禮、太の安萬侶/武田 祐吉 訳 読み手:麻中 恒子 時間:4分33秒

――人名に對する信仰が語られ、また古代の婚姻の風習から生じ易い疑惑の解決法が語られる。――
 さてヒコホノニニギの命は、カササの御埼で美しい孃子にお遇いになつて、「どなたの女子ですか」とお尋ねになりました。そこで「わたくしはオホヤマツミの神の女の木の花の咲くや姫です」と申しました。また「兄弟がありますか」とお尋ねになつたところ、「姉に石長姫があります」と申し上げました・・・

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