村山 籌子 作
読み手:野村 明子(2022年)
僕の名前はみみず、
決してメメズなんて名前じゃない。
僕はメメズと呼ばれると、
いつでもこの長い身体が半分位に
ちぢまってしまうのだ。
僕は土の中に住んでいる。
朝から晩までせっせと働いているのだ。
何をしているのか?
土を耕やしているんだ。
何で?
僕はひっきりなしに土を食べるんだ。
土の中には僕達の身体を養う滋養物があるからだ。
夜になると、身体にたまった糞を出しに
土の上へ這い出すんだ。
僕の身体を通って外に出た土は粉のように細かい土なのだ。
こうして僕は土を耕かしているのだ・・・
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