エルサ・ベスコフ 作 大久保 ゆう 訳 おひさまのたまご読み手:野村 明子(2023年) |
むかし あるところに ようせいの おんなのこが おりました。 すまいは もりにある きのうろ。 だいすきなのは おどること。 はるに おどるのが 〈ようこそ おひさま〉、 あきに おどるのが 〈もみじ ぐるぐる〉、 それから ふゆが 〈しらゆき しんしん〉、 いつも さいごには ねむくなって きの おうちまで ふらふら、 そのあと すやすや。
ところが なつは もりを あちこち とびはねて みてまわるのが たのしくって、 だから ようせいちゃんも あんまり おどりません。
ようせいちゃんは もりの ことりたち みんなと とっても なかよし・・・
・この作品は青空文庫に提供されています。
◇翻訳者:大久保 ゆう
・この翻訳に関するお問合せは訳者本人までお願いします。
・この翻訳は「クリエイティブ・コモンズ 表示 2.1 日本 ライセンス」によって公開されています。